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政策

政策(多子多産 子育ち子育て 孫育て)

私は経験が原点となり己の感性や人と共感できる下地を作っていくのだと思っています。

それでも政策を考えたり提案する時は感情だけに委ねるのではなく、偏りのない資料や数字を選別します。そして、資料そのものが不足していれば資料作成を促すことで政策実現に近づけていきます。今回は多くの政策の中から自分の原点に基づくもので且つ、社会にとって喫緊の課題であるものを公約とし、記載したいと思います。

多子多産

多子多産

これは私の子どもが多いからでも、特定の誰かに子どもを産んでほしいというものではなく、全体として子どもが多く産まれることを願い、環境を整えていく政策提案です。

私は市議会議員に当選した後に4人目の子が誕生しました。なぜ4人目をつくったのか・・・その理由は明確にあります。自分の子どもに癌が発見されたからです。当時は、我が子の死を宣告されたことで、辛さや絶望だけしか感じることができず、「一生誰とも笑い合えない、今まで自分が生きてきたのは何だったのか」という感情の中、ずっと泣いていました。しかし、病院や医師に恵まれ治療は順調に進み、現在は回復の一途を辿っています。それから、少し落ち着いた時に生や死、医療や子どものことについて振り返りながら学ばせていただきました。私が子どもに望むのは、自分自身の力で生きていくこと、そして、それが不可能になれば兄弟で助け合うことです。だから、4人目の子をつくろうと思ったのです。この事実を大きく世間で捉えるならば、子どもの同世代に支え合えるだけの仲間、即ち人口が絶対に必要です。今の出生数では人口が減少するだけでなく、いつまでも少子高齢化が続きます。少子化は様々な分野にマイナスの影響を与え続けることになります。やっと国も重い腰を上げて、少子高齢化対策を本気で取り組む姿勢を見せてきましたが、吹田市ではほとんど何も行っていません。

全国的に流入人口による人口増加をしている地域は出生率が低い傾向にある中で、吹田市も例外にない状態です。尚且つ、出生率は全国平均を大きく下回り、大阪府下でも平均を下回っています。

そのような状況の中で、吹田市役所内には少子化対策を考える部署がなく、担当の人もいません。なので、私は次のことを提案し、実現させます。吹田市に少子化対策を考える部署の設置、若しくはプロジェクトチームの創設。次に、子どもを産みたいと願う人からの手当を優先させ、確実に出生数を上げるため吹田市独自の不妊治療助成を実現し、今までの子育ての街吹田に加え、出産の街吹田を目指します。

さらに、複数人の子どもを出産する環境を整えるため、妊婦さんや乳幼児を育てている保護者にアンケートを実施し、具体的に吹田市特有の事情を捉え的確な少子化対策を実現できる下地をつくります。

子育ち子育て

子育ち子育て

子育ちの施策とは子どもの目線で考える子どもが育つ環境整備のことです。

私は母子家庭の中に育ちました。やはり両親のいる家庭と違います。でも、母親の愛情次第で自分は如何様にも変化し、育ちも違ったと振り返ればそう思います。子どもには絶対愛情が必要です。

だから、吹田市内でも年々増加傾向にある虐待の予防や早期に発見する仕組みが必要で、更にその虐待から免れるため施設に入所している子までの支援が必要です。子どもにとって親が全てであり、虐待の状況から逃げることはできません。そして、何より子どもに罪はありません。

現在の吹田市で出来ていることは、虐待の予防と相談です。それ以降の事態に遭遇した場合は大阪府の管轄となり、吹田市の関わりはそこで一旦途絶えることになります。しかし、大阪府の管轄であっても吹田市でしてはいけない訳ではありません。吹田市にできる様々な支援の形を実現していきます。担当課職員の増員に加え、職域の拡大や施設に入所している児童や退所後の青年への支援を実現していきます。

次に、子どもの育ちと子育ての両方に関わる保育所、幼稚園、こども園についてです。

私も子育て真っ只中の保護者です。保護者にとって子育て費用の負担の中でも、保護者が平均的に若く収入も比較的少ない乳幼児を抱える時期の負担が一番大きいと言っても過言ではありません。その多額の負担こそが教育や貧富の格差の根っこの部分であると実感しています。

私は保護者が納得できる範囲でこども園化や公立の民営化を推進していく必要があると思っています。現在の保育園に対する財政負担が1人当たりの児童に対し公立で月に約13万円、私立で約9万円となり、0・1・2歳の子の平均にすると公立で約19万円、私立で約11万円となっています。元々保育園は福祉事業であったため財政負担は当然と言えば当然ですが、目的の趣旨が時代に合わなくなってきています。こども園化や民営化等の手法を講じる中で、福祉事業から子育て支援へと目的を転換していき、保護者と財政両方の負担を軽減していくとともに、長時間子どもを預けずに自分で育てている時間の多い保護者にも同等の子育て支援を行うべきだと主張していきます。

また、時代の流れに沿う中で、決して保育や幼児教育の質を落としてはいけません。むしろ向上を図っていく中で、保育現場等で働く人の社会的評価の向上を目指し、勤務条件の改善や就労者数を増やしていく必要性を訴えていきます。

こういった子育ち、子育ての支援の成果として、女性の生き方の選択肢が広がるのではないかと考えます。

孫育て

孫育て

世代間格差という言葉が一時世間を賑わせました。これは、高齢者の施策が子どもの施策に対して数倍程度の差があるという事実があるからです。原因は「選挙で投票する人」が誰なのかが起因しているとメディアは言われていましたが、果たしてそうなのでしょうか。

私は自分の孫が嫌いな高齢者を見たことがありません。昨年亡くなった私の祖父も孫のために尽くしてくれました。孫のために財政を負担することを反対する高齢者はいるのでしょうか。子どもが減っていくことを喜ぶ高齢者がいるのでしょうか。私はそうは思いません。しっかりと広報をすれば子どものために財政負担を増やしても誰も否定はしないはずです。

吹田市民の高齢者の孫が吹田市に住んでいるとは限りませんが、自分の孫に与えていると認識してもらうことが大事です。地方で子どもに財政を回さないと国は動いてくれません。

地方から実施していき国が動く図式を構築するため、私は広報による周知を徹底させるよう提案し、実際に子どものために使う財政を増額するよう主張していきます。

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